塚田農場における地鶏関連商品をはじめとする商品価格改定について
塚田農場における地鶏・地鶏関連商品をはじめとする商品価格改定について
株式会社エー・ピーホールディングス(本社:東京都豊島区、代表取締役 社長執行役員CEO:米山久)が運営する塚田農場(「宮崎県日南市 塚田農場」、「宮崎県日向市 塚田農場」、「鹿児島県霧島市 塚田農場」)は、地鶏の育成に最も重要 且つ 必要経費の多くを占める飼料価格が高騰していること、さらに原材料価格の高騰や物流費の上昇などを踏まえ慎重に検討した結果、2022年7月28日より商品価格を改定することとなりましたので、お知らせいたします。
これまでの外的要因、例えば増税や新型コロナウィルスの蔓延による一斉休業時などにおいては、様々な対策を講じることで、商品の販売価格に転嫁することなく努力で乗り切ってまいりました。しかし昨今の飼料価格の沸騰を受け、地鶏農家の存続に関わる過去に例を見ない危機的状況を迎えております。日本独自の地鶏という食と食文化を、これからも持続可能な産業としていくため、お客様におかれましては、ご理解とご協力を賜りますよう何卒お願い申し上げます。
本改訂に至った背景・経緯は以下の通りです。
当社の地鶏生産について
当社は、一次産業に積極的に関わることにより、高品質な食材を親しみやすくパフォーマンスの高い価格で提供できる仕組み「生販直結モデル」を、主力食材の調達に対し構築しております。
例えば、九州における地鶏の生産流通では、グループ子会社でヒナを作り生産者に渡し、長期育成を経て買い戻し、自社加工場で精肉にして店に届けることで、中間コストを大幅に圧縮、品質に対してリーズナブルな商品価格に反映しております。これにより、国がJAS規格(日本農林規格)で定める地鶏の規定育成期間75日をあえて上回る、雄 概ね120日・雌 概ね150日という日数をかける長期育成を可能にし、旨味や弾力を追求した地鶏の生産を行ってきました。
飼料価格の沸騰について
比較的安定した価格を維持していた配合飼料の価格は、作物の不作、原油高、各種肥料価格の高騰、ウクライナ情勢、円安などの様々な事象により急激に高騰し、2022年7月は2019年対比で185.7%もの上昇となりました。価格が下降する兆しは今のところなく、むしろさらに上昇していくことが予想されます。これまでも前述のような状況を見越してあらゆるコストダウンに取組んでまいりましたが、この飼料価格の上げ幅は他に対処法のない異常の域に達しています。
これを受け、生産者の収益ならびに持続的な生産体制の確保を目指し、今回の価格改定に踏み切ることとなりました。
なお地鶏以外の食材につきましても同様に価格が高騰しており、これまでの合理化や効率化などの企業努力だけでは吸収できない状況です。安心・安全かつ変わらぬおいしさをご提供していくため、地鶏商品以外でも必要な商品から順次価格改定を実施いたします。
お客様に喜ばれる当社ならではの高品質でおいしい商品を適正な価格でお届けできるよう、引き続き企業努力を続けてまいります。
他ブランド・業態の対応について
「宮崎県日南市 塚田農場」、「宮崎県日向市 塚田農場」、「鹿児島県霧島市 塚田農場」以外の業態・ブランドについては、メニュー改定などそれぞれのタイミングによって、順次価格の見直しを実施してまいります。
何卒よろしくお願い申し上げます。