宮崎 伝統野菜 佐土原なす

宮崎県の伝統野菜「佐土原なす」。江戸時代から宮崎県の佐土原町を中心に栽培され、そのなめらかな口当たりと品のいい甘さで地元民に愛されてきました。しかし、病気に弱く栽培が難しいこと、また色や形が不ぞろいであることなどから、栽培する農家は徐々に減っていき、戦後にはだれも作らなくなった「幻のなす」です。

2000年、県の保管用の種から、たった4粒のみを発芽させることに成功。2005年には佐土原なす研究会が発足しました。はじめはうまく栽培できず、形も良くなく小さくて、色も今のようなキレイな薄紫色は出なかったと話してくれたのは、佐土原なす研究会会長の浜口さん。研究会の方々の努力の甲斐あり、今では少しずつ生産量も増え、佐土原なすは見事復活を遂げました。

おいしさでは昔から評価されていた佐土原なす。その食感はとても瑞々しく、口のなかでとろけるような柔らかさ。ふわっと広がる特有の上品なナスの甘さと心地よい舌触りが大変格別な逸品です。

AP HOLDINGSとのコラボメニュー

『宮崎伝統野菜 佐土原なすの焼きなす』
こんがりと焼き目のついた柔らかな実に染み込んだバター醤油と、溢れ出るなす汁。ホイルで閉じ込めた甘みが絶品。佐土原なすのトロトロの食感を存分にご堪能いただけます。